


アコギを練習していくうえで、タブ譜(TAB譜)はめちゃくちゃ重要なものです。
タブ譜の読み方を覚えることで、初見の楽譜でも、スムーズに演奏することができるようになりますよ。
本記事では、タブ譜の読み方から代表的な演奏記号までを、一挙に解説していきます。
この記事を読んで、タブ譜の読み方を覚えて、好きな曲をすらすら演奏できるようになりましょう!
この記事の内容
- タブ譜(TAB譜)の読み方を解説
こんな人が書いています
- アコギ歴17年目の九州男児。
- 地元宮崎と東京渋谷でワンマンLIVE経験あり。
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目次
タブ譜(TAB譜)とは
タブラチュア (Tablature, Tabulature) は、記譜法の一種で、楽器固有の奏法を文字や数字で表示するものである。
また、タブラチュア譜(TAB譜、タブ譜、奏法譜)は、それらを記載した楽譜である。
基本的には、横線と数字だけで構成されており、理解するのもそんなにむずかしくはないです。
ピアノの楽譜などでよく使われる五線譜とは、まったく別物になるので注意。
タブ譜に慣れると、初見の曲でもすらすらアコギが弾けるようになります。
このタイミングでしっかり理解していきましょう。
タブ譜(TAB譜)の読み方を覚えよう【基礎】
タブ譜=「6本の弦」と「フレット」をあらわしてるものと覚えましょう。
上記の画像のように、楽譜の先頭に「TAB」の表記があり、左から右に読んでいきます。
6本ある横線は上から1,2,3,4,5,6弦を、横線の上に書いてある数字は、押さえるフレットの場所を表しています。
上記の画像を例に挙げると
- 下から2番目の3=5弦3フレット
- 下から3番目の2=4弦2フレット
- 下から3番目の0=4弦開放(押さえない)
こんな感じ。
ちなみ、このタブ譜どおりに弾いてみると、左の数字から順に「ド・レ・ミ・ファ」の響きになります。
次は実際の楽譜を例に、見てみましょう。
タブ譜(TAB譜)の読み方を覚えよう【発展】
五線譜と一緒に表記されていることがほとんどで、音符の読み方は同じです。
音符の読み方は、下記で解説していくので、今は読み方の基礎をしっかりと覚えましょう。
上記の画像を実際に演奏している動画がコチラ。
数字がない場合は「その弦は弾かなくていいよー」という意味になります。
縦1列で数字が並んでいるものは、同時に弾くという意味です。
動画のようにストロークで弾いたり、指で同時に弾いたりします。
h(ハンマリング)やほかの演奏記号については、下記で解説していきます。
音符を読めるようになろう
普段よく目にする楽譜が、上記のような「五線譜」と呼ばれるもの。
アコギの場合、五線譜自体を完全に読める必要はないが、音符の仕組みは理解しておきたい。
音符は「おたまじゃくし」みたいな形をしており、丸と線で「音をどのぐらい伸ばせばいいか」を表しています。
音符とは逆で、「音をどのくらい止めればいいか」を表した「休符」と呼ばれるものもあります。
音の長さは下記のとおり。(休符も同じ仕組み)
- 基本の長さが「全音符」
- 全音符の半分(2分)の長さが「2分音符」
- 全音符の1/4(4分)の長さが「4分音符」
- 全音符の1/8(8分)の長さが「8分音符」
このように、数字が大きくなるにつれて、音の長さは短くなっていきます。
そして4分音符を「1拍」として数えます。
また、音符の右横に点が付いた音符を、「付点音符」といいます。
付点がついている音符の「1.5倍の長さ」になりますよーというものです。
下記の表にまとめてみたので、音符・休符の長さの仕組みをしっかりと理解しておきましょう。
タブ譜(TAB譜)に出てくる主な演奏記号
ハンマリングオン
ハンマリングと略して呼ぶことが多く、演奏記号はスラー(音符をつなぐ線)とアルファベットのHで表記します。
ある位置を押さえた状態で弦を鳴らし、同じ弦の高いポジションを指先で叩きつけて、音を鳴らします。
コードを押さえる時と同じように、指板に対して垂直に叩きつけるのがポイント。
最初のうちは薬指や小指はやりにくいと思いますが、すべての指でバランスよくできるように、練習しましょう。
プリングオフ
プリングと略して呼ぶことが多く、演奏記号はスラー(音符をつなぐ線)とアルファベットのPで表記します。
ある位置を押さえている指を下に引き、弦をはじくようにして、低いポジションの音を出すテクニックです。
真下に引くというより、少し斜め下に指をひくと、うまく鳴らすことができますよ。
こちらもすべての指が同じ力でできるように、意識して練習しましょう。
ハンマリングオン&プリングオフ
上記のふたつを合わせた、連携テクニック。
基本的な動作は、それぞれの動作を行うだけ。
上記タブ譜の場合、1小節目の3弦5フレットを押さえた状態で、ピッキングします。
そのあと、薬指で3弦7フレットをハンマリングし、叩きつけた流れで指を下に引き、プリングの動作を行います。
いろんな曲に結構出てくるテクニックになるので、しっかりとマスターしておきましょう。
スライド
比較的カンタンにできるテクニックで、演奏記号はSと表記されます。
弦を押さえてピッキングをしたあと、押弦した指をすべらせる(スライドさせる)ことで、音に変化をつけることができます。
鳴らす音を高くする場合と、低くする場合の2つがあるので、どちらでもできるようになっておきましょう。
指をすべらせるときに、余計な力がはいってるとうまくスライドできないので、最低限の力でやってみましょう。
ブリッジミュート
エレキの演奏は頻繁につかわれるテクニックで、演奏記号はMで表記されます。
Mの括弧に囲われた部分を弾くときに、下記の写真のように、ブリッジピンのすぐ横に手の側面を当てます(赤丸部分)。
そうすることで、弦がミュートされて、乾いた音を出すことができます。
上記のタブ譜は、パワーコードという2つの音だけで構成されたコードで、フレーズを作っています。
低音弦だけを狙うようにして、すべてダウンピッキングで弾いていきましょう。
ブラッシング
音が鳴らないように弦に軽く触れることで、乾いたリズミカルな音を鳴らすテクニック。
演奏記号は×で表記されることが多く、弦をフレットに触れさせないようにすれば、やり方に特に決まりはありません。
上記タブ譜の場合であれば、ブラッシングするときに、コードを押さえている手をゆるめることで、ブラッシングすることができます。
弾く弦の位置もとくに決まりはないので、自分の気持ち良いノリで弾いてみましょう。
タブ譜(TAB譜)に出てくるその他の演奏記号
リピート記号
リピート記号で、はさまれた部分をくり返して演奏します。
基本的にくり返しは1度だけですが、上記タブ譜のように、くり返す回数を指定されていることも。
1番の終わりなどに使われていることが多いので、見落とさないようにしましょう。
1カッコ・2カッコ
上記で紹介した、リピート記号と一緒に使われることが多いです。
最初は1カッコ部分を演奏して、リピートして戻ってきたときは、1カッコを飛ばして2カッコを演奏します。
曲によっては、3カッコ、4カッコなどがある場合もありますが、考え方はすべて同じ。
ダ・カーポ
「D.C.」が表記されているところまできたら、楽譜の先頭に戻ってくださいというものが「ダ・カーポ」。
ダ・カーポで先頭に戻った後は、Fine(フィーネ)が表記されているところまで進んで、演奏終了となる。
ダル・セーニョ
D.S.が表記されてるところまで演奏したら、セーニョ記号まで戻ってくださいというのが「ダル・セーニョ」。
セーニョに戻った後は、トゥコーダまで進み、そこからCoda(コーダ)に飛ぶ流れになります。
今回は代表的なものを紹介させていただきましたが、演奏記号はほかにもたくさんあります。
分からないものがあれば、ネットや教則本で調べてみましょう。
【まとめ】TAB譜(タブ譜)の読み方を覚えてアコギを弾こう!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
本記事のおさらい
- タブ譜=「6本の弦」と「フレット」をあらわしてるもの
- 五線譜と一緒に表記されていることがほとんど
- 音符・休符の仕組みをしっかりと理解する
タブ譜はすぐに理解できるものではないので、何回もくり返し読んで、練習しながら覚えていきましょう。

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